蚯蚓出(みみずいずる)の頃に
立夏を過ぎたこの時期を、暦では「蚯蚓出」といいます。
ミミズが土の中から顔を出す頃。
地味な候ですが、ミミズは誰にも見えないところで古いものを分解し、
新しい土をつくり続けています。
5月10日は下弦の月。
満月から新月へと光が欠けていくこの時期は、
余分なものを手放し、整えていくのに向いています。
でも「手放す」って、簡単じゃない。
頭ではわかっているのに、なぜか手が離せない。
そういう迷いがあっていい。
それが今の正直な姿だから。
うまくいかない感じ、迷いながら過ごす時。
でも、蚯蚓出のミミズのように、見えないところで、
あなたはもう変わり始めているかもしれない。
迷いそのものが、次の季節の土を耕しているとしたら。
下弦の月のこの日、迷っていたものを一つだけ、決める。
好きな人と短い言葉を交わす。
それで十分です。


