不安や痛みには〇〇の力
先日足の手術をしました。
手術自体は日帰りで簡単なものだと事前に説明を受けていたのですが、やはりはじめてのことです。
まったく不安がないわけではありませんでした。
手術室に入りベッドに横たわると、執刀してくださる先生が
「モリィさんの好きそうな曲は〜」と自分のiphoneを操作して曲を選びはじめました。
(あー、音楽かけながら手術か。きっとクラッシックかヒーリング・ミュージック。
患者さんがリラックスする音楽ね)心の中で思っていました。
すると流れてきた曲は田原俊彦さん(トシちゃん)の「哀愁でいと」
最近はバラエティ番組で活躍されてますが、当時小学生の私にとって、トシちゃんは大好きなアイドルでした。
「哀愁でいと」は今でも歌詞を見なくても歌えるくらい繰り返し聴いていました。
私「すごいですね、よく私がトシちゃんが好きだったとわかりましたね。マッチよりトシちゃん派でしたよ」
先生「きっとそうだと思ったんですよね」
得意そうに先生が言うので思わず爆笑してしまいました。
「今聞いても名曲ですよね〜」そんな会話をしながら麻酔の点滴が効いてきて、曲の途中で眠りに落ちたと思います。
なんとなく意識が戻り「もうすぐ終わりますよ〜」の看護師さんの声のバックに流れていた曲はトシちゃんの「ラブ・シュプール」でした。
一般的に手術中に音楽が流れるというのはよくあるそうで、だいたい医師や看護師さんの好みによって決まるそうです。
きっと先生自身も年代的に馴染みがあるとか、好きで手術に集中できる音楽を選んでいたのだと思うのですが、選曲とユーモアのある会話で私自身がとてもリラックスしていられました。
こういうのも先生の腕なんでしょうね。
術後も順調です。
麻酔が切れてもその晩は痛みを感じなかったので、処方された痛み止めも飲む必要がありませんでした。
久しぶりに笑いの王道「ドリフ大爆笑」を見て過ごしたからかもしれません。
不安や痛みに、笑いの力はとても大きいですね。
占い師・本多モリィ